dhalfnight.comより引用
ルイヴィトングループが去年から開催している、LVMHプライズ。
ファッション業界の新興の一環として、新進デザイナーの育成の為に行われるこのコンペティションは今年で二回目になります。
優勝すれば、LVMHからの協力なバックアップが得られるとだけあって、若手デザイナーの登竜門として注目を集める同コンペですが、セミファイナリスト26人が2月に発表されました。今年はなんと1000人以上の応募があったということ。去年は3人の受賞者が選出されましたが、今年はどうなるのでしょうか。
今年はセミファイナリストに残った26人の顔揃いが、去年に比べて更に多種多様になった様です。メンズウェア、ストリートウェアを扱うブランドが増え、アジア人デザイナーも増えたそうです。また3つのブランドが去年もセミファイナリストに選出されているブランドだそうで、彼らのコレクションは去年よりも成熟し、より確立したスタイルを見せているとのこと。
審査員のコメントでは、そうやって去年も出ていたデザイナーの成長を見るのも、一つの審査の楽しみであるそうです。
最終的なプライズの発表は6月。それまでには少しあるので、(ファイナリストは3月に行われるパリのファッションウィーク発表)今回はセミファイナリストに残った_人のデザイナーの彼らの自らのブランドに対する思いをレポートします。
メンズウェアデザイナーのDevon Halfnight Leflufy; dhalfnight.comは、今回の経験を、ブランド全体的な成長に繋がっていると言います。彼が焦点を当てているのはチーム全体で全ての側面から独自のブランドを築き上げて行きたいとか。今回の経験がサステイナブルでバランスの取れたブランドを作る基盤になればと語っています。
Off WhiteのVirgil Abloh; antonioli.eu/ja/men/designers/off-whiteはブランドを服を通り越して、ライフスタイル全体をブランディング出来るビジネスにしていきたいと語ります。Off Whiteはファッションブランドでもあり、インテリアブランドであり、アートインスタレーションもし、出版物も扱うブランドでありたいそうです。彼にとって、ファッションは’服’だけではなく、人々のポリシーやライフスタイルそのもの。このLVMHの経験を通して、将来のブランドの基盤を築き、文化について自分の考えを表現するきっかけにしたいそうです。
Faustine Steinmetzはこの数ヶ月間は、自分が自分のブランドの大きなパーツの一部になって行く感覚を覚えたと言います。また、自分のチーム一人一人をブランドのパーツの大切な一部に育てて行く役割も担っていると感じたそうです。そうやって、大切なチームを作り、ブランドの今後の発展を目指すと語りました。