冷え性に悩む人は少なくありませんが、肌荒れやむくみなどの美容的なトラブルだけでなく、肩こりや頭痛、免疫の低下などの健康面での影響もあります。
そのため、体温の低い人、手足がすぐに冷たくなる人は、早めにこれらの症状を改善するために何らかの対策をとる必要がありますが、基本的に短期間で改善される症状ではありません。
どういった方法にせよ、長期間続けなければなりませんが、継続的に対策をとるにはあまり体に負担のかからない方法にしなければなりませんので、無理のない範囲で挑戦してみましょう。
環境を整える
冷え性の人は、体が冷えにくい環境づくりをすることで、様々な体調のトラブルを改善することができます。寒い時期の防寒グッズの利用や冷えを改善する衣類などは、自分で意識しなくても続けることができるのでお勧めです。
また、夏場でもエアコンで冷えることもありますので、ひざ掛けや歯織物を用意したり、室温に合わせてこまめに衣類を調整することも重要です。
半身浴やマッサージなども時間があるときに行うとよいでしょう。
遮熱性の高いカーテンやカーペットを使用すると、家にいるときに常に冷えの原因を遠ざけることができます。
食事に気を付ける
体内からの冷え性対策としては、食事が手軽に始められます。
一般的に、夏にできる野菜や果物、熱帯地方の植物のほかに、肉類や魚介類も体を冷やすといわれています。
逆に、根菜類や青菜、豆類は体を温める働きがありますので、積極的に取り入れましょう。
体を冷やすといわれている食品でも、加熱して食べることで冷えを加速させずに済みます。
食材に限らず、冷たいものは体を冷やしてしまいますので、飲み物は常温に近い状態で摂取したほうが良いでしょう。
筋肉を付ける
そもそもの冷え性の原因は、筋肉量が少ないことが大きいためです。
スポーツをしている人とインドアの人では、体格が同じようであっても体温に差があります。
筋肉がついていると、じっとしていても脂肪を燃焼して熱を発生させていますので、時には体を動かしてみるのもよいでしょう。
デスクワークの多い人は、空き時間を利用して散歩や簡単なストレッチを行うだけでもかなり違ってきます。
筋肉アップや代謝アップの効果は一か月以上経過してからでなければあまり感じられませんので、一度に激しいスポーツをするよりも、自分が苦痛にならない程度の軽い運動をコツコツ続けた方が効果が出やすくなります。