ファッションやヘアスタイルに流行があるように、メイクにも流行があります。
数年前からつづく息の長いコスメのトレンドは、カラフルな色味で勝負するというよりは、色の濃淡、グラデーションで彩るというものです。
まずはその日のテーマカラーに合わせる
どんなシチュエーションであっても、その日に着ている洋服やバッグ、靴などのメインカラーと統一感を持たせるのは、コスメ選びのうえでの鉄則です。
何といっても決して浮いたりすることなく、好感度の高いナチュラルな顔をつくるためには、ここは最重要なポイントになります。
たとえば黒系のモードなキャリアスーツを着ているにもかかわらず、ブルーやラメラメのアイシャドウではひんしゅくを買ってしまいかねません。
こういう場合にはブラウン系やグレー系をベースに、色のグラデーションでメリハリをつけることが最適な選択ではないでしょうか。
逆にリゾートやパーティーなどではパール感やラメの華やかさが生えます。
明るい色やトーンの使い方
ここでいう明るい色というのは、基本的にハイライトとして使えるような色を指します。
もちろんアイシャドウでも3色入りのパレットコスメなどには、必ず同系色のなかでも色の濃淡やトーンの明るい色、暗い色とがあるはずです。
そのなかで明るい色というのは、上手に使えば表情や見た目年齢さえも大きく変えられるので、使いにくくてあまり使ったことがないという人も、トライしてみてはいかがでしょうか。
たとえば白のハイライトといえば、たいていラメが入っていますが、ケバケバしい色合いではないため、哀しみのお席などでなければ、意外とどんな場合でも使えます。目頭や眉毛の下、T-ゾーンなどにはぜひ使いましょう。
暗い色使いの基本は陰影をつけること
コスメ用品には必ずといっていいほど暗いトーンの色が入っているのですが、アイシャドウのパレットももちろんそうです。この暗いトーンは、ずばり顔におうとつを演出し、影の部分を作ることによって立体的に見せる役割をします。
アイシャドウを乗せる際には、明るいトーンの色をまぶた全体に塗った後、両端にブラウン系のカラーをうっすら乗せることで、光の反射が引き立つのです。
そしてトーンの明るい部分と暗い部分の両方が、それぞれお互いを引っぱり合い目を大きく見せる効果も生まれます。
コスメのなかにはノーズカラーといったものもありますが、実はアイシャドウで応用が利きます。鼻筋の上はハイライト、そして鼻の両サイドにうっすら影をつけたり、フェイスラインにも使えば輪郭も引き締まって見えます。