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16AWパリ、ミラノコレクションからみるレディースシューズトレンド

16AWパリ、ミラノコレクションからみるレディースシューズトレンド

ショーに参加しないブランドからも続々と15AWのシューズコレクションが発表されています。今回はヨーロッパのブランドを中心に、今秋冬のシューズのトレンドを予報していきます。

全体的な流れとしては、長くトレンドとなっているメンズライクな形が根強く残っている一方で、そこにフェミニンなムードをミックスさせたスタイルも続々と登場しています。

 

足首にフューチャーしたデザイン

足首をキュッと締めた形で新鮮だったデザインです。普通のブーツよりもセクシーに見える他、足クビの細さも強調されて美脚効果も狙えそうなデザインです。

バレリーナがテーマの「ジミー・チュウ」ではタイトなブーツでも動きやすいストレッチ性の高いレザーを使用して、タイトなデザインでも履きやすいデザインを再現しました。直線のカットラインにレースアップを合わせ、強くてセクシーな女性をイメージしたのだとか。

編み上げブーツは沢山のブランドで見られた形で、「ジャンビト・ロッシ」は余計な物をそぎ落としたシンプルな編み上げで、エレガントな編み上げブーツが使いやすそうで良かったです。

一方で甲を引き立てるデザインも多く登場し、その代表が「ヌメロ・ヴェントゥーノ」はシンプルなローヒールに甲の部分に上品なリボンをデザインして洗練されたレトロを表現していました。

 

アンクル丈・ミディアムショート丈

シンプルなブーツショートブーツも変わらず長いトレンドですが、今回一番注目すべき変化はアンクル丈やミディアムショート丈などバリエーションが加わった事です。

ボヘミアスタイルに良く合うウェスタン型も多く登場しました。その一方でエナメル加工のレザーでサイバーな雰囲気を出したブランドもあり、そのバリエーションはまさに百花絢爛。

「マーク・ジェイコブス」はシンプルな木型に変形ウェッジヒールを合わせて、何にでも合うシンプルなブーティ。「ロシャス」はエナメルのブーティにストラップシューズの様なレイヤーを甲の辺りに施してユニークなデザインを発表。ブランドによって本当に様々です。

 

ラウンドトゥ

次のトレンドとして注目されているラウンドトウも登場しました。
オペラ代わりローファーが浮上メンズライクな雰囲気を残すトレンドですが、その中でオペラが主流だったのがローファー移行している雰囲気です。正統派のローファーというよりも、遊び心のあるデザインが多いです。

「アッティリオ・ジュスティ・レオンブルーニ」はベルトに水玉模様のファーが挟まれているのが可愛いデザイン。素材は軽量ラバーのボリューム感のあるソールでポップな見た目です。

ペニーローファーを発表した「クロエ」はアート感覚のスタッズでメンズライクな雰囲気が残っています。スタッツやクリスタル装飾でメンズライクな印象のローファーを女性らしく見せるのもトレンドです。

「チャーチ」はクリスタルをアッパー部分に装飾して定番の形に変化を持たせました。

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