引用元: http://www.fashion-press.net/
2015AWジバンシーのショーで服よりも何よりも目を引いたのが、モデル達の顔に付いた大振りのジュエリーでした。ダリ風の渦巻きスタイルの前髪をホールドスプレーで頭の形にそって固めた髪型と、いったいどうやって付いているのか考えずにはいられない顔一面に付いているジュエリー。
今回は、ジバンシーのショーの裏側と、そこから見る今後のジュエリートレンドについてです。
モデル一人一人の顔に合ったジュエリーをデザインしたのはのジバンシーのクリエイティブディレクターであるリカルド・タッシ。とはいっても、様々な顔のモデルに合ったジュエリー選びは、メイクアップスタッフ各自に任され、モデル一人一人にオリジナルなデザインが施されたのだそうです。
なんと全てのモデルのメイクアップが完了するのに6時間以上もかかったのだとか。
用意されたジュエリー、一つ一つが本物であり、もちろんかなり重いもの。どうやってモデルの顔に定着させるのか、かなり試行錯誤が繰り返されました。
そんな大振りなパールやエメラルド、ルビーが普段の常識では考えられない、涙袋の下や、顎中央、頬など取り付けられ、とてもダークファンタジーな雰囲気で幕を開けたショーは、クリスタルが刺繍された息を呑むほど美しいガウンの登場で幕を閉じました。
ショーで使われたジュエリーは販売される方向で話が進んでいるそうで、ちょっと目の下に付けるは抵抗があっても、単体で普通に身につける分には、とても価値のあるものばかりです。
今回のショーからみる次なるヘアーとジュエリーのトレンド
今回のショーの、繊細なキスカールスタイルの前髪や、センターで分けられ、滑らかに編み込まれ、きっちりと纏められたヘアスタイルは、立体感のあるメイクとの絶妙なバランスがとても新鮮でした。
長くトレンドとされてきた無造作ヘアとは真反対の今回のヘアは、今後のトレンドスタイルとして注目しておきたい傾向です。センターパートの前髪も、最近セレブの間でよく見かるスタイルです。センターパートで分けた前髪とグラデーションのヘアに赤いリップが今のオシャレです。
立体感のある大きめビジューアクセサリーは最近のロングトレンドですが、今回のショーで、大きめジュエリーが更に進化していく様に思いました。フェイスピアスなどが次のトレンドになっていくのでしょうか。
普段に取り入れるには少し難しいので、今後、どの様な形で市場に落とし込まれるのか注目したいところです。