国内に溢れかえるデザイナーブランドと量販ブランドでは、同じ物作りでも、原産国や素材、値段まで変わってきます。いったいどんな買い物が本当に良いのでしょうか?
今回は極端な例になりますが考えてみました。
メンズ服の構築
商品そのものへのストーリーや、テーマを設けて作り込むディテール、
世界観や雰囲気で物作りを構築させるメンズ服。
そこには、こだわりやその物が作られた背景、思い込みでのコレクション。
男は昔からうんちくが好きです。
そこに付加価値を付け、商品を作り込み、仕上げていく。
そんなメンズ服は、USED業界、ブランド服の買い取りなどでも、
ある程度の値段が付けられ、何年もあり続けている様に思えます。
ウィメンズ服の構築
スタイル重視、素材重視、見せ方重視と言った商品が多いですね。
簡素な作りで安価に仕上げ、数回の着用で傷んでしまうその服は、
もはや消耗品と言っても過言ではないと思います。
ですが、ウィメンズの時代の流れが今そうであるように、
流行やテンションが同じ方向へ一斉に向きます。
足が速いと言えば理解できるでしょうか。
そんな服は、USED業界、ブランド服の買い取りなどでも、値が付かず、
廃棄されることが多いように思います。
どちらの物作りが正しいのか?
私は、どちらも正しいと思います。
■こだわりぬき何年も愛用できる製品に数万円
■2,3回着用で傷み型崩れして来る様な服に数千円
選び買うのはエンドユーザーの私たちです。
自分がどのように着て行きたいと考え、手に取り、値段と相談をし、レジまで持っていきます。販売員の方に悪く言う人はいません。
自分の目で確かめて、考え、買っています。
そんな服は高くても安くても大切に着られることでしょう。
どんな値段の服でもそれを考えた人がいます。
その人は、このアイテムをどのように考え形にしたのか。
有名なデザイナーで無い限り、考えている人の顔は見えません。
好きなブランドを見つけてみるのも良い事かと思いますが、同時に、
その服に込められた思いを探って見ながらショッピングを楽しんではいかがでしょうか。
そんな事が面倒な人は、今流行っている物をTVや雑誌で確認して、手っ取り早く買える安価なお店に行くのが良いと思います。
もちろん今述べた内容は少々極端な表現になっている事をご理解下さい。