冬場はとくに、洗濯時の水の温度が低いことで、なかなか洗濯洗剤が溶けてくれません。
いざ洗濯物を干そうと思い洗濯物を広げてみると、溶け残った洗剤が付着してガッカリする人も少なくないことでしょう。
今回は、この溶けない洗濯洗剤の悩みを解決できる、そんな方法についてご紹介していきます。
粉末洗剤は洗剤ポーチに入れる
粉末洗剤を使用している人は、洗剤の溶け残りが気になると話す人が多々います。
液体洗剤と粉末洗剤の差を比較すると、粉末洗剤の溶けにくさは歴然となることでしょう。
そこで、粉末洗剤はなるべく、溶かしてから使用するようにしたいもの。
ちなみに最近の洗濯機には、粉末洗剤を入れるポーチのようなものがついています。
このポーチ部分に洗剤を入れてから洗濯を回すようにすると、洗濯機が水を入れると同時に洗剤を溶かしてくれ、溶けた洗剤にて洗濯を行なうことになります。
粉末洗剤を使用する時は、毎回少し面倒にはなるかもしれませんが、バサっと洗濯物に洗剤を振りかけてしまうのではなく、なるべくなら専用ポーチに入れるようにされることをおすすめします。
もしポーチがないようであれば、洗剤を一箇所にボトっと入れてしまうのではなく、広範囲に振りかけるようにして入れるようにしてみましょう。
液体洗剤の使用を考える
液体洗剤を使用すると、洗濯物に洗剤が付着して残るといった現象を軽減できます。
その為、普段から洗剤の溶け残りが気になる家庭では、液体洗剤の使用もおすすめです。
しかし、液体洗剤だって、全てが衣類に残らないわけではありません。
液体洗剤を入れる専用ポーチの洗浄を定期的に行なってあげなければ、そのポーチ内で洗剤が固まってしまい、ダマになって衣類に付着してしまいます。
この場合は洗濯時に十分に洗剤を溶かしきることができず、衣類に洗剤の溶け残りを発生させてしまいます。
液体洗剤が溶け残った場合は、粉末洗剤が溶け残った場合とは異なり、なかなか発見されにくいようです。
しかし、洗濯後の濡れた洋服を見れば一目瞭然!
洗剤の付着した部分だけ明らかなる濃さで、その他の部分よりもびっしょりと濡れているように見えます。
あれ?と思うところがあれば、一度指でその部分に触れてみます。
すると、ドロッとした溶け残った洗剤に触れることになるでしょう。
もし液体洗剤の溶け残りを感じたら、専用ポーチの洗浄を行なうようにすることで、解決できるケースが多々あります。
専用ポーチのお手入れ方法がとくに記載されていない場合には、見える範囲で洗剤のダマができている部分を拭いてあげると良いです。
もしそれでも解決されないのであれば、ぬるま湯を洗剤ポーチに流して、中の洗剤を溶かしてあげても良いのではないでしょうか?
※水やぬるま湯を入れる前に、水を入れてもOKであるかの確認は必ず行ないましょう。
お風呂のお湯で洗濯を行なう
水の温度が低くなる冬場は、洗剤の溶け残りが発生しやすくなります。
固形のものを溶かすには、ある程度の水温も必要であると言えるのです。
そこで冬場の洗濯には、お風呂のお湯を再利用されることをおすすめします。
湯船に入れたお湯を、1回入浴して捨ててしまうのはもったいないですよね。
しかし洗濯時に使用すれば、湯船のお湯1回分で、洗濯物も綺麗にできるのでお得度は増します。
節約を考える上でも、残り湯の再利用は欠かせません。
ちなみに湯船のお湯は、なにも温かい間に入れずとも、少しぐらい冷めたものを使用して問題ありません。
洗濯時に使用をするからといって、再度温め直すなんて必要も一切なし!
水道の水の温度より、ほんの少し温かい程度のものを使用すれば、それだけで溶け残りを軽減することができるのです。
ただし、入浴剤を入れたお湯を使用してしまうと、入浴剤の色が衣類に付着してしまったり、衣類の汚れが落ちなかったりといったデメリットが生じます。
再利用を考えるのであれば、湯船のお湯には何も入れず、なるべく綺麗に使用しましょう。
洗濯物を入れ過ぎない
実は洗濯物を入れ過ぎてしまっても、洗剤の溶け残りを発生させてしまうんです。
洗濯物と洗濯物の間に入り込んだ粉末洗剤が、溶けることも、すすがれることもなく残ってしまう・・・。
洗濯物に洗剤が、抱え込まれたような状態になってしまいます。
洗濯洗剤は、たくさんの水と混ぜて溶かす必要があるわけです。
ちなみに洗濯物は毎回、洗濯機の8分目程度を目安として入れることが良いされています。
この目安を超えて、あまりにもギューギューと詰め込んだような状態にしてしまうと、洗剤の溶け残りのみならず、しっかりと汚れを落とすこともできません。
臭いを発生させやすい洗濯物や、汚れが過度な洗濯物に至っては、下洗いを実施することはもちろんのこと、なるべく洗濯物を8分目以下に入れた洗濯機にて洗濯を行なうようにしておきましょう。