ヴィクトリア&アルバート博物館公式サイトより引用
ハイブランドが最近ますますアート寄りの試みをする様になっています。その証拠にイギリスでは既に4つの有名ブランドが各地方の美術館で、独自の回顧展を開催することが決定しています。
1、アレキサンダーマックイーン Savage Beauty
2011年ニューヨークのメトロポリタン美術館で約50万人の入場者を魅了したマックイーン展が、今年はお膝元のロンドン、ビクトリア アンド アルバート博物館で開催されます。
今回の展示は2011年以降の比較的新しいデザイナーの作品が中心となるそうで、ただの歴史をなぞる展示ではなさそうです。
自らのルーツであるロンドンを主軸にし、細かな内容は明らかにされていませんが、ハイライトとしてはケイトモスの等身大の展示物などがあるそう。1日200人という入場制限が設けられ、チケットを入手するだけでも困難になりそうです。ミュージュアムショップにはマックイーンのスカル柄にインスパイアされた限定アクセサリーが並ぶ予定です。
開催期間:2015年3月14日-8月2日;
入場料:£16
場所:ビクトリアアンドアルバート博物館
Cromwell Road, London SW7 2RL UK
2、Age of Glamour
クリスチャンディオールからバレンシアガまで、50年代のファッションを引率した老舗ブランドが、その歴史を回顧します。
戦争が終わり、エレガントに装う事が再び許された50年代。ファッションが華やぎ、オートクチュールの最先端を担ったブランドが現代でも名を知られるディオールやバレンジアガです。
普段では絶対にお目にかかれないような、歴代の代表作が展示される予定です。
開催期間 :3月20日ー12月31日
入場料 : £5から
場所:ロザートン ホール
Aberford, Leeds LS25 3EB UK
3、ビビアンウエストウッド Cut From the Past
ビビアンウエストウッドのデザインに多大な影響を与えた18世紀の芸術をテーマにした回顧展です。それらの芸術作品とビビアンウエストウッドの前衛的な代表作を同時展示し、アートがどの様にファッションに影響を与えて来たのかを探る内容になっています。
開催期間:2015年4月1日-10月31日
入場料:£8
場所:ダンソンハウス
Danson Park, Bexleyheath, Kent DA6 8HL, UK
4、イブサンローラン Style is Eternal
フランスを代表するデザイナー、イブサンローランのあまり語られる事のなかった波瀾万丈な生涯と作品に触れられる展示会です。イギリスでは初の彼の回顧展で、彼の代表作 Le Smoking Tuxesを含め、50着もの作品が展示される予定です。
かなり珍しい、ロシアのバレエカンパニーの為にデザインされたコスチュームも展示される予定で、サンローラン好きにはたまらない展示会になりそうです。
開催期間:2015年7月11日-10月25日
入場料:£9.5
場所:The Bowes Museum,
Country Durham, DL12
少し行く場所が難しいところもありますが、イギリスに行く機会があれば是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。