物の値段は何でもあると思います。
スーパーで売っている野菜や、飲食店で食べる物、車や、家具と言った私たちが日々お金を払って買っている物。
そのすべてに値段が設定されています。
その値段で誰が決めてるの?どのような決めているの?
ここではアパレル界の値段についてひも解いてみます。
上代設定の仕組み
一番多いのが、原価(材料費)の3倍って事を覚えて下さい。
原価が¥1000なら上代は¥3000。
これがよくあるアパレル界の上代設定の計算式です。
単純だな!と思われる方も多いと思います。
上代¥3000の物をセレクトショップに卸す時の値段は、¥1800、上代の60%です。
残りの40%はセレクトショップの儲けになります。
セールの時、良く目にするには30%OFFですね。
これはセレクトショップの様なお店で在庫になるのが一番厄介な事。
それを防ぐべく、仕入れた値段+10%で売る様な仕組みです。
メーカーが直接運営しているお店
大きなショッピングセンターや各都市にある直営店は、メーカーが直接運営しています。
メーカーダイレクトを言う事は、仲卸業者がいないと言う事。
先ほど述べた、セレクトショップがいなくなります。
商品を原価のまま店頭に並べる事が出来ます。
上代設定はメーカー次第。
¥3000円の商品が¥1000で出来ていると説明しましたが、売り上げは¥2000ありますね。これは上代の66%程。
単純に考えても地方セレクトショップよりはるかに設けています。
これが直営店の実態であり、地方のセレクトショップが減っていく原因でもあります。
値段の相場について
セレクトショップや直営店での上代の仕組みは理解して頂けたと思います。
では、高い値段の商品が本当に良いモノなのか、安いモノがダメなのか、
一概には言えない事が理解できると思います。
お店で物を買うのは各々の判断ではありますが、一度考えてみて欲しいです。
その商品の商品価値を。
直営店だからと言って安心するのは違います。
セレクトショップだってしっかりとした知識と物事の価値を理解しているバイヤーさんも多いです。
どこで服を買うのかは自由ですが、物の価値を考えて買い物をしてみると言う事も、
また一つ楽しみが生まれて良いのでは。