お風呂には自律神経を整えるリラックス効果を始めとして、肌や体にも優しい効果があります。
入浴をすることで全身の血行を促したり、皮脂や老廃物を取り除いたりすることができ、毛穴が開くことによって汚れを落とすこともできます。
最適な入浴時間と温度
お風呂は、上手に利用をすることで簡単に美容に役立ちますが、最初に最適な入浴時間と温度に関して知っておくことが大切なことになります。
お風呂は、人によっては熱めや温めといったように好みによっても違いがありますが、美容に効果をあげるためにはあまり熱過ぎない方が適しており、熱すぎた場合には肌の潤いが逃げてしまったり、かゆみといった症状につながる場合もあるために注意が必要となります。
理想的な温度としては38℃~40℃程度が好ましく、適した入浴時間としては15分湯船につかり、その内の5分は体全体を温めることに使い、残りの10分は半身浴をするようにします。
簡単なテクニックで高い効果
お風呂は、温度や時間に注意をするだけでも美容には効果がありますが、簡単なテクニックを用いることで髪や肌に対して、より高い効果を得ることができます。
簡単なものとしては、まず、蒸しタオルを利用したヘアパックがあります。
コンディショナーを毛先を中心につけてなじませ、あらかじめ作っておいた蒸しタオルで髪を全て覆うことで髪のコンディションを整えることができます。
2つ目としては顔蒸しタオルを当てる方法があります。
ここでは、顔を温めることで老廃物が流れ、顔のくすみやむくみといったものの解消につなげることができ、毛穴が開くことで汚れを落とすことに効果があります。
他に、お風呂でのストレッチも効果があります。
お湯の中で体を動かすことで血流がアップすることになり、そのために代謝がよくなることで痩せ体質に近付けることができます。
ストレッチの方法としては様々なものがありますが、お湯の中で足首を回すだけで行うことができるなど、そのほとんどは誰でも簡単に行うことができるものとなっています。
お風呂で歯磨き
お風呂では、歯磨きをすることも美容には効果があります。
リラックスした状態での歯磨きは、寝ている間に成長ホルモンの1つでもあるパロチンの分泌につながると言われており、ここでのホルモンには全身の細胞の代謝をよくするための美容効果があります。
お風呂を利用しての美容では、入浴後においても気を付けることがあり、ここでは湯上りでの保湿が大切になります。
入浴後の肌は水分の蒸発を防ぐための皮脂が取れた状態となっているために乾燥しやすく、そのためにローションや保湿クリームで潤いを補給することが必要になります。