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16AW、NYコレクションはロンドンを背景にセブンティーズの雰囲気

16AW、NYコレクションはロンドンを背景にセブンティーズの雰囲気

今季コレクションの特色
16AWコレクションの期間中にプレゼンテーションや展示会で見せたブランドは、セブンティーズにインスパイアされたデザインが目立ちました。秋冬ですが明るい色が多く、これはミラノやパリのコレクションにも共通した事です。モノトーンでもビビットな色をアクセントで入れて、ハッキリとしたデザインが目立っていました。

 

「アリス&オリビア」

「アリス&オリビア」は60年代終わりから70年代初めにかけてのロンドンのカルチャーをインスピレーションにし、当時のアイコン的存在であったローリングストーンズなどのアーティストに影響を受けたロックなスタイルでした。

ただその中にもエレガンスを感じるデザインが多く、ぼろスタイルと言うよりは、光沢のある素材や、ジャカードなど表面感のある高級素材を多く使っていました。

形はマイクロミニのスカートやミニドレスに、ロングコートを合わせたり、ジャケットとショートパンツ、ロングベストとパンツなど、極端なバランスを組み合わせる事で存在感を出していました。

 

「Jクルー」

「Jクルー」も60年代から70年代にかけてロンドンで撮影されたデイヴィッド・ホックニー、ティナ・チャウ、パロマ・ピカソなどが登場するピーター・種レンジャーの写真集『チェッカード・パスト』がインスピレーション源だそう。

派手な装飾が多く、形はマニッシュなテーラードジャケットやポロシャツが多く、そのミックス感が面白いコレクションでした。シューズは凝った素材や、今年のトレンドでもあるタッセルを使っていました。

 

「ケイト・スペード・ニューヨーク」

「ケイト・スペード・ニューヨーク」のテーマはニューヨークのホテルのバーでした。会場にはグランドピアノの生演奏が流れ、優雅な雰囲気でモデルが服を着用した形でのインスタレーションでした。

暖かさそうなアウターが充実していて、チェックや大きなリボンといった、従来のガーリーなイメージを保ちつつ、今回はニット帽にボーイフレンドジーンズなどのパンツと合わせた、ちょっとボーイッシュなスタイルも登場しました。

人気のバックは大きくて実用的なものが多く、トートバックをメインに、ファーを使ったものもあり、トレンドを押さえていました。

全体的に売れ筋を狙ったアイテムが多くそろっていました。

 

「オープニングセレモニー」

「オープニングセレモニー」はチェルシーのギャラリーでモデル着用のインスタレーション形式で発表しました。

スパイク・ジョーンズの写真が並ぶ壁を背景に、同じ作品のプリントを載せたパーカーやシャツドレスなどを並べました。

シンプルな形に遊び心を加えたデザインが多く、着ると明るい気分になれそうなアイテムが並びました。ネガのプリントやコダックのロゴもプリントされていて、全体的に写真をテーマにしたいる様でした。

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