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原宿の古着店と「Lee」が協業ー持続可能なファッションビジネスとはー

原宿の古着店と「Lee」が協業ー持続可能なファッションビジネスとはー

今回は原宿の古着店オーバー・ザ・レインボー(佐野里佳子代表)とジーンズブランドの「リー」がコラボレーションし、インドネシアで日本の伝統織物「裂織」を活用したCSR(社会貢献)活動の紹介です。ファッションで出来る社会貢献は何か?を考えるいいきっかけになるこの活動は、是非みなさまにも注目して欲しいです。

具体的なリー・ジャパンとの取り組みには、工場で発生した不良品のジーンズやデニムの残布を再利用しているそうです。残布を裂き、織機を使って再び生地として再生させる青森県十和田の伝統織物、「裂織」として再び残布を商品として蘇らせます。

デニムと裂織を組み合わせたクラッチバック(参考価格8900円)やリボンアクセサリー(1500円)を既に商品化しているそうです。
またこれらの商品の魅力は全てのアイテムが一点ものということ。

一度は捨てられそうになった端切れが、一点もののアイテムとして蘇るなんてステキですね。
「新しい価値を生み出す”リバース・イノベーション”の事例になりうる」と語る佐野里佳子代表は、この活動を持続可能なビジネスにする為に裂織が受け入れられそうな市場、インドネシアに活動を持ち込む予定だそうです。

インドネシア

「インドネシアではイカットやバティックなどの伝統織物を若者が着用しており、裂織を普及できる素地がある」と語る佐野代表。こいうった活動は一見社会貢献とは無縁に見えるファッション業界に、何か新しい風を吹かせてくれるもの。今後もこういった活動には注目していきたいです。

オーバー・ザ・レインボーは古着店を運営する傍ら、「自分の出来ることから世界を変えたい」との思いをもつ女性を集めたコミュニティーを持っていて、ワークショップの開催や、メンバーの問題意識から新規事業を立ち上げたり、他企業とのコラボレーションなど、様々な活動をしています。参加している女性はすでに8000人を超えているそうです。

最近の活動では、2015年2月15日に行われた、「ファッションであなたが世界を変える」では、Lee取締役の細川秀和さんや、パタゴニア日本支社 社長の辻井隆行さん、慶應義塾大学 特別招聘准教授の井上英之さんの特別トークや交流会を開催したそうです。

最近ではLeeファッションデザインスクールといった、参加型の講演会も開催しているそうです。
このスクールでは、7回の開催を通して、ファッションの流れを全体的に学べる仕組みになっているそう。もちろん講義を聴くだけではなく、自分で参加して意見を述べたり、デザインをしたり、講座の最後には実際にデザインした物がLeeの商品になる事もあるそう。なんだか気軽だし楽しそうな活動をしています。

オーバー・ザ・レインボーの活動に興味を持たれた方はHPを訪れてみて下さい。
http://www.over-the-rainbow-with-love.com/

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